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俺様もいよいよ長年のブランクを超えて、今年こそ音楽活動を復活させようプラン進行中だ。
まだなかなか仕事の都合上時間が取れないが、それ以降に向け、自宅にてリハビリ中だ。
俺様はもともとベーシストだ。このベースという楽器から遠ざかる事はや8年になる。
よくもまーサボり倒したものだ。当然指なんか思ったようには動かなくなっている。
最近指を使うと言えば、PC入力くらいだからな。
でもな、結構体は覚えているものだよ。「手癖」そして「自分のフレーズ」はな。
以前のような“キレ”は当然あるわけないが、案外手癖はバラバラ無意識に出てくる。
それも結構なスピードで弾くこともできる。
俺様が現役で活動している時は、結構この「手癖」や「自分のフレーズ」に飽き飽きしていた。
この「飽き」が音楽活動継続のハードルにもなるんだな。俺様の場合はな。
多分俺様だけなのかわからないが、自分で作り上げたスタイルを「飽きたから」と言って突然がらっと変える事が、
結構出来ないんだよ。
勘違いするなよ。一辺倒の事しか出来ないという意味ではないからな。
あらゆるジャンルは出来るつもりだ。ただ、俺様の内面から出てくる“パターン”みたいなものが、
同じなんだよ。わかるかい。
俺様がベースを本格的に始めるきっかけは“ジャコパストリアス”様の存在を知ってからだ。
当時時間だけはバカみたいにあったからな、朝から夜中まで、1日の平均9時間はベースを練習していた。
そうだよ。気楽な大学生時代だ。
くる日もくる日も“ジャコパストリアス”様に近付こうと必至だった。
だいたいそこからフュージョンに火がついて、様々なアーティスト・プレイヤーをコピーしまくっていた。
「三つ子の魂百まで」だな。
俺様は完全な“ジャコパストリアス”様フリークの質の悪いコピーベーシストになっていた。
16っぽいポップスに対する俺様のアプローチは、まるでジャコごっこだったな。
その当時はそれでも良かった。ジャコ様フレーズを、彼と同じスピードで弾ける喜びが強かったからな。
しかしだ、だんだんプロ指向が強くなるにつれ、「これじゃいかん!」と考えるようになり、
極力ジャコ様風味なフレーズアプローチは封印し、「自分」を表現することを試みた。
前置きが長くなったが、本題だ。
いろいろなタイプのプレイヤー達をコピーし、またいろいろなスタイルのバンドを経験することにより、
確かにフレーズの引き出しの数は、増えた。
がしかし、根本のフレーズは変わらない。
しかたがないな。弾いているのは“自分”なのだから。
変るわけがないのだ。
無意識にでてくるフレーズ、ラインの組立て方どれを取ってもいつも良く聞く“自分のフレーズ”だ。
一見、この言いかただと、良く聞える場合があるが、実はそうではない。
この“自分のフレーズ”を何年も毎日毎日聞いて見て下さいよ。
物凄く嫌気がさすぜ。俺様がバンドから離れた一番デカい理由はこれだ。
要は、自分のスケールが小さいが為に、それを超える事ができない結果でもあった。
いまだから軽く解決方法が出てくる。
頑張らないことだ。
力んで焦ってやっている間は、抜け出せないスランプなんだ。
一旦音楽から距離を置くか、力まずやるかだ。
意識の問題だけだ。これに気がつけば1歩退いて自分も観察できる。
このメンタルの使い分けと、後は貪欲に日々のフレーズ収集だな。
この手癖も「これが君の味なんだ。君の本質の音なんだよ」と当時、俺様がいろいろボヤくと、言われ励まされた。
味ね。確かにそうなのかもしれないが、新しい事が出てこない自分に猛烈に苛立つ。
そこからだ、ベース愛の熱も覚めかけ、音楽への情熱も失い始めたのは。
教訓だ。
プロ指向のプレイヤー諸君。
焦るな。テクニック磨きも良いが、広く見聞するべきだ。
楽曲で使えないようなテクニックを磨くくらいなら、有力な人脈づくりに時間を割くんだ。
自分に飽きたら、意識が捕われているものから一旦適度に離れ、楽曲に対してなにが一番有効か、
ナニが一番聞いた感じが気持ちいいかだけ考える。
そこにはプレイヤーとしての自分のエゴは消すんだ。絶対に出すな!
エゴがスランプの元でもある。
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